彡ヽﾞホﾞ)「絵を描くことが宿命」　末期ガンと闘う90歳の洋画家、人生最後の個展

「絵を描くことが宿命」…90歳の洋画家「人生最後の個展」　熊本市の磯谷精一さん、末期がんと闘いながら実現
https://kumanichi.com/articles/1203368

　元熊本県美術協会長で今月に90歳を迎える洋画家・磯谷精一さん（熊本市中央区）の卒寿記念展が16日、画廊喫茶「南風堂」（同区）で始まった。9月に末期がんと診断されており、「人生最後の個展を開きたい」との思いを、周囲の協力を得て実現した。31日まで。

　磯谷さんは熊本大教育学部美術工芸科在学中、画塾「海老原美術研究所」でデッサンを学んだ。県内の中学校で美術教師をしながら故坂本善三氏らの指導を受け、独立展などに出品。1989年の熊日総合美術展で熊日賞を受賞した。

　人間の孤独や不安、愛をテーマに、時に力強く、時に温かいタッチで表現してきた磯谷さん。9月から自宅で緩和ケアを受けており、新たに絵を描くことはかなわないという。苦しい状況の中、家族の協力を得て〝最後〟にふさわしい作品を選び、教え子たちにも支えられて卒寿記念展が実現した。

彡ヽﾞホﾞ)「絵を描くことが宿命」 末期ガンと闘う90歳の洋画家、人生最後の個展

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